梅雨の季節到来~今が雨漏りの点検と修理の時期~

雨が続く梅雨の季節は、雨漏りの被害を悪化させて建物の状態も悪くなってしまいます。雨漏り修理を中心とした対策が重要になっていきます。
雨漏り修理は梅雨入り直前や直後に行なう
雨によって湿度が高めになる梅雨は、カビや雨漏りの原因になりやすい季節でもあります。特に雨漏りの場合は建物に大きなダメージを与えてしまうため早めに修理を行なうことが大切です。雨漏りの症状を放置すると木材が腐ったり骨組みが錆びてしまったりします。それらを防ぐためには梅雨入りする直前や直後に建物の状態をチェックすると良いでしょう。雨が降り始めてから建物の不具合が発見されることがあるので梅雨入りしてから様子を確認するのも1つの手です。不具合に気付くことができた場合、梅雨明けに早急に雨漏り修理を行なえるため、被害を最小限に抑えることができるでしょう。
雨漏りによって起こる様々な障害
- シミによる汚れ
- 雨漏りによって室内でシミが発生することがあります。天井や壁、クロスを中心にシミができると、見栄えが悪くなってしまいます。症状によっては根本的に解決する必要もあるので、小さいシミだからと油断せずに早めに雨漏り修理をしましょう。
- カビの増殖
- 雨漏りが続くと高温多湿になってカビを発生させてしまいます。カビは空気中の汚れや木材、塗料などをエサにして増殖していくため、目に付きにくい場所に大量発生していることもあるのです。カビの発生に伴い、ダニも集まってくることから呼吸器疾患やアトピーといった健康被害が起こる可能性もあります。小さな子供がいる家庭は特に注意が必要です。
- シロアリによる腐食
- ジメジメとした環境を好むシロアリは、雨漏りによって傷んだ柱や床に巣を作ります。食欲旺盛なシロアリは傷んだ木材をどんどん食べ進めてしまうため、建物を支える柱や重要な部分を腐食させてしまうのです。木材以外にも断熱材や電線が食害されることがあるので調査をする必要があります。
- 漏電による火災
- ブレーカーや電化製品が雨水に濡れてしまうと漏電を引き起こす可能性があります。雨水によって電気の通り道ができると火災が発生する恐れもあることから、早急に雨漏り修理を行ないましょう。電化製品や家財が被害を受けるだけではなく、命の危険もあるため、修理を優先することが重要です。
梅雨直後は業者が混み合う
- 梅雨入り前と終わった後、いつ業者に依頼した方が良いですか?
- エリアによって空模様は異なりますが、梅雨入りした地域は周辺で同じ雨漏りの被害に悩まされる傾向があります。そのため、雨漏り修理を地域の業者に依頼しても中々順番が回らないこともあるのです。そうなると順番待ちをしながら梅雨をしのぐことになってしまうため、すぐに雨漏り修理をしたいなら梅雨入りする直前がおすすめです。
建物の機能や性能に安心してはいけない
住宅の機能性が上がっていることで、雨漏りの心配は不要と思っている人もいますが、雨漏りはどの家でも起こりうる現象なため、対策が必要になっていきます。
季節に合わせた対策が必要
昔の日本の建物はシンプルに造られているものが多かったため、季節ごとに快適に暮らしてける工夫をしてきました。現在の住宅は昔に比べて施工技術も発展しています。しかし、安心してはいけません。雨漏り対策は、梅雨以外にも季節に応じて対策をしていく必要があります。季節ごとに建物の気になる箇所をチェックしたり、不具合が生じた場合は専門家に相談したりと住みやすい環境をつくるために色々な工夫をしましょう。